2007年08月31日
【屋久島旅行】
【屋久島1日目】
今日からの屋久島旅行は行き当たりバッタリの旅なので、飛行機なのか、電車なのか寸前まで決めていません。
旅行会社に朝一番電話したら、やっぱりツアーの空きはないと言うので、
(と言うか普通ツアーは10日前で締切りなんですって・・・・キャンセル待ちとかあればいいじゃんと思うのですが・・・・・)、
新幹線で行くことにしました!(ナハハ)本をたくさん持って読書も楽しみ。
でも、更科コート開きやヒカルの野球大会の関係で、金曜日夜には帰ってきます。
途中ヒッチハイクする暇はないみたいです。
今回、旅行の目的は
1) 小6になる次男と2人だけでの旅行。はたして、僕のペースにきちんとついてこれるか・・・
2) 屋久島でパワーをつけ、次男の根性を試す。
午前中、テニスコートに設置するスーパーハウス購入契約や、特許庁への商標登録書類提出等で、やむなく自宅を10時出発。
千葉駅へ向う途中で、新幹線の格安チケットを購入しようと、いきつけ?の金券ショップに寄りました。
そしたら、「航空株主優待券を利用すると国内飛行機がすべて半額になるよ」と教えてもらい
(松ちゃんが沖縄に行くときそう言っていたなあ)、
さっと計算したら、新幹線で千葉駅 → 鹿児島中央駅行くより、時間も費用も格段に節約できる・・・・・・・
13時羽田発鹿児島着便予約取れ → 急きょ若葉区大宮台の羽田行高速バス亭へ → 着いたらちょうど10分後出発でバスに乗れ、ラッキー!
無事羽田空港へ → 15時鹿児島空港着、高速バスで市内へ → 16時には町の中心部、デパート山形屋前に到着した。
最初から、展開が分らない旅が始まりました。
鹿児島というとどんなイメージでしょうか?
僕は、南国、西郷さん、桜島噴火埃っぽい、警察官・刑務官(薩長出身が多いので)、サツマイモのイメージかな。
実際行ってみて感じたのは、
自衛隊の宣伝がたくさん・・・やっぱり、
方言・・・・全然分らない、
人柄・・・・・みんな優しい、
たくわん・・・・料理によく出てくる、
桜島・・・・・噴火していない、
でした。
昼食抜きでお腹がすき、ガイドブックや宣伝にお奨めされていたラーメン屋が2軒を選び、
商店街の人に「どっちが美味しいですか?」って聞いたら、
「西郷さんに聞いてごらん」と言われたので、
途中、西郷隆盛像に挨拶した。
日本で一番愛された男って、書いてあったけど、う~ん????
そして、西郷どんが薦めてくれた?ラーメン「こむらさき」に。
とんこつスープに、そうめんのように麺が細く、ちゃんぽんのように野菜が乗って、黒豚の細かいチャーシュー。
見た目まずそう。
でも、夕方という時間帯なのに観光客がけっこう入ってくる。
期待して食べた・・・・・・・・・「まず~っ」(僕は・・・)
地元の道行く人数名に、美味しいかどうか聞いたところ、答えはみんな「一度行ったことがある」 = つまり「二度と行かない」なんだ~。
鹿児島のイメージDOWN。
早くも携帯バッテリーがなくなり、DOCOMOショップで充電。
とても優しい対応で鹿児島人のイメージ復活。
屋上に観覧車のある変な鹿児島中央駅から約30分、平川駅へ。
昨日、松ちゃんが頼んでくれた親戚が迎えに来てくれた。
駅から車で、ん、ん、山の中へどんどん入っていくこと約40分・・・・・・ここ、鹿児島じゃないじゃん。
そう、20k離れた知念町でした。
こんな遠くに突然、しかも、無理して迎えに来てもらって申し訳ないです~
平木場家のご主人は図書館職員ですが、なんと、劇団の監督をしている。
劇団「いぶき」
9月から公演が始まるので衣装作りや準備に大忙しとか・・・・重ね重ね申し訳ないです~
好きなことをやって、しかも社会のためになっているって、素晴らしいですね。
長男くんが高校のテニス部。今度遊びに来てね。
【屋久島2日目】
7時、平木場家を出発。
鹿児島中央駅近くまで送ってもらう。
路面電車で高速船の出港する南埠頭へ。
鹿児島の町並みで目に留まるのは、とにかく灯篭が多い。
そして、マイアミ通だって。
去年マイアミに行って見て来ただけに、ちょっと笑っちゃうねえ~。
約1時間半で、屋久島宮野浦港に到着。
さっそく観光案内へ。
ここのおばちゃん二人とも、すご~く親切だった。
「縄文杉を見に行く」と言ったら、登山届けが必要なんだって!
往復8時間、約6万人の観光客が来るけど、縄文杉にたどりつくのは、その3割くらいとか。
去年の遭難事故は12件、死亡が2名・・・・
ガイド付きツアーは15,000円~30,000円だって!!
「あの~、自分で登ります~~」
「寝袋、登山靴、懐中電灯、ちゃんと準備してきましたか?」って・・・・
「もちろん!」
(Gパン、テニスシューズ、あわててホームセンターでローソクと百円ライター購入)
観光案内おばちゃんが「海老フライが、でかくて美味しいい」と推薦の「潮騒」で食事。
美味かった!
味噌汁をこぼしてしまった父に親切にしてくれ、しかも、山へ登るのでおにぎりを特別に4つ握って(400円)、携帯充電してもらって、お世話になりました。
また、来ますね(ところが、後日2日間、お店がお休みだった・・・)
定期バスで登る、登る、30分、登山入り口の「白谷雲水峡」に着いたら15時。
水量の多い渓流を見ながら、山を30分も登ると「もののけ姫の森」
これが、本当に映画「もののけ姫」の世界。
鳥が鳴いて、水の流れる音。
空気がキレイ。
思ったよりアップダウンが厳しく息が苦しくなるけど、喉がスースーして気持ちがいい。
こんな山は初めてだ。
緑が違う。全然違う。
地面も空気も全部緑なのだ。
森林浴というより、深林浴という感じ。
野猿が木々を飛び、木の葉を食べに、すぐそばまで鹿の親子が・・・・
しか、さる、ひかる・・・・・
もちろん携帯電話は、全然繋がらない。
さらに1時間ほど登り、見晴らしのいい「太鼓岩」へ。
屋久島って、外から見るより山が奥深いんだ~。
本格的登山って、ほんとだなあ。
太鼓岩で出会った若い女性2名、男性1名のGPが、
「今の時間からの登山は無理」
これから縄文杉まで3時間かかるらしい。
つまり到着は夜の9時!?
僕の予定では、ここから縄文杉まで登って頂上近くの山小屋で野宿。
次の日、縦走して九州最高峰1936メートルの「宮之浦岳」を征服し、山の反対側へ下りる。
でも普通「縄文杉ツアー」は、早朝5時には出発して、13時以降は入山させないらしい。
彼女らも今朝5時出発してきたとか。
しぶしぶ下山。
このまま宮野浦に戻るのは、あまりにももったいない・・・・・
途中、山小屋「白谷山荘」に急きょ宿泊。
定員60名と書いてあるけど、管理人はいないため、荒れ果てて、すごいアンモニア臭。
もちろん、電気も布団も水道もないよ~。
ホームセンターで購入した、ローソクとライターが活躍。
いい感じでしょ。
今回の旅行では読書も4冊ほどできたよ。
ほかに宿泊者は、定年退職したオジサン1名のみ、たくさ~ん、山の話して戴きました。エンドレスで。
「日本百名山」を制覇して、屋久島登山は百回以上とか。
体験したことないような、満天の星。
そして、本が読めるような月明かり。
山小屋前の大きな木のテーブルの上で大の字になって寝る親子。
「こんなところで寝れない」と言っていたヒカルは、ペットボトルを枕にして爆睡。
思ったよりたくましい奴。
夜中に「寒いよ~」と泣きが入ったのは、僕の方。
山小屋内に避難し、就寝。
普段は一緒に寝るのをイヤがる次男だけど、今日は寄り添ってくれるぅ~。
親子の絆強まったかな。
ありったけのTシャツ、トレーナーを着込んでも寒かった。
ヒカルをカイロがわりに抱いて寝る。
山、恐るべし。
舐めたらいかん。
野宿しなくて良かった。ほんと良かった。
【屋久島3日目】
朝6時半起床。
昨日の山オジサンが「寝袋は必需品だよ」って、まったくそのとおり。
勉強になりました。
最後に名刺交換。
「僕の名刺は特別だからめったに人に渡さないんだ」
って、もったいぶっちゃって、どこか大会社の社長さんかな・・・・
元林野庁職員で自然保護推進委員会「峰守山の会」会長だって。
うへ~っ、隠密パトロールしてるんだ~。
山に詳しい訳だよなあ。
さあ、登山開始。
しかし、きついきつい。
百段階段を二段飛びで、先が見えずに登っている感じ。
富士山を4時間半で走って登った男がキツイと言っているんだから、キツイでしょ。
Gパンが汗を吸ってキツイので、脱いじゃって、シランプリしてパンツで登る。
誰も判らないしょ。多分。
天然のエアコン。
エアコンにあたると身体の調子が悪くなるのに、自然って、不思議だなあ。
歩いて、歩いて、元気も残ってないのに、すれ違う人とは必ず、「こんにちは!」って挨拶。
後で気がついたけど、これって、元気がないから元気を出すために挨拶するんだね。きっと。
しばらく行くと有名なウイルソン株。
何故、なんの目的で切り取られた杉なのかは謎らしい。
おおきな切り株の中は住めるくらいの広さに、祠(ほこら)もあったので、お祈り。
当然、「ウイルソンのラケットを上手く使いこなせるように・・・」
途中、こんな元気な杉も見つけたよ(笑)
普通、ガイドブックの半分くらいの時間で行けると思っていたけど、ほんと、ガイドブックどおり4時間かかって登ってついに「縄文杉」に到着。
樹高25,3メートル、周囲16,4メートル、直径5,1メートル。
樹齢2170年~7200年とも言われているらしい。
すごいねえ。動物みたい。
お土産屋さんに「縄文じいさん」っていう絵があったけど、なかなか素敵だったので見てみて下さいね。
ヒカルくん、鼻歌交じりに、ピョンピョンと、下山も元気一杯。
根性、体力ともに、「今回の目的達成だなあ~」っていうか、抜かれているし~。
子供が成長したのか、自分が落ちたのか、複雑な心境・・・・・・
2日間、本当に「山ごもり」だったなあ。
地元警察に下山届けを連絡して、最終の定期バスで再び、宮之浦港の観光案内所へ。
今日は布団で寝たい・・・・・何軒か民宿をあたってもらってやっと見つかり、 「海星」 に宿泊。
とても感じのいい女将さんに、キレイなお部屋。お風呂も入れて大満足。
夕食は隣りの「レストラン寺田屋」
2日間、おにぎりばかり食べてたせいか、カツカレー、ハンバーグピラフ、オムライス、みんな美味かったよ~!!
【屋久島4日目】
遅めの朝食を済ませ、今日はレンタカーを借りて屋久島1周の旅!
10時宮之浦港出発、女将さんお奨めの「屋久島文化村」へ。
ここでの屋久島紹介映画は必見。
デズニーランドにあるような巨大なスクリーンで、俳優の阿部寛ナレーターが語る屋久島。
山、水、海。
森、動物、魚。
屋久島はまさに地球の箱庭。
自然環境の循環。
たった5人くらいしか観てなかったけど、島の素晴らしさに感激して思わず涙。
入場料500円の価値は充分あったよ。
レンタカー軽のアルトに乗って、
海亀産卵上陸日本一の「永田いなか浜」へ。
パンツいっちょうで海へ突撃。
黒潮のせいか、波が高くて暖かい。
今年初の海水浴となり、ヒカルも大喜び。
そして、浜には海亀が・・・・
生首も発見!!
屋久島は素晴らしい滝が多い。
日本名滝百選の「大川の滝」は落差88メートル。
水しぶきのかかる滝つぼは、泳げそうで飛び込みたい衝動にかられる。
島南部の「平内海中海岸温泉」は、珍しい海岸に湧く露天の海中温泉。
満潮になると海水が上がり、全部海中に沈んでしまう。
干潮になって海水が引き、また温泉が現れたときに温泉の中に魚が泳いでいることもあるとか。
だから、干潮のときのみ入浴でき、入浴料は100円、おまけに混浴!!
地元の人も多く利用している。
海を真近に見ながら・・・・・・というより海に入りながら・・・・・最高の温泉気分。
あまりの気持ち良さに、真っ裸で大きく手足を広げ、東シナ海を仰ぐ・・・・・そのまま振り返ると、大型観光バスから降りて温泉を見学?する団体観光客が・・・・・・・写真撮影は駄目だよ。写真は・・・
ダルビッシュばりの入浴写真を希望する方は個人的に希望をお申し出下さい。メールにて送付します(笑)
若き女性も入浴してきたりして・・・・・とても趣き?のある温泉だった。
(ちなみに、夜が穴場らしい・・・)
この日最終目的地の「千尋の滝」
巨大な花崗岩の一枚岩に流れるダイナミックな滝。
その壮大さに(淫らな)心を洗い、帰路についた。
無事島1周してレンタカーを返し、食事は昨晩と同じ寺田屋。
ここの洋食はみんな美味しくて、ヒカルもお気に入りになった。
民宿、レンタカー店、食堂、み~んな感じがよくて、屋久島大好きになりました。
また、きっと帰ってくるね~!
【屋久島5日目】
7時20分発の高速船で屋久島を去る。
途中、種子島に寄港するが、種子島は屋久島とは対照的に、おそろしく平坦な島。
人が住むには、起伏が必要だよね。
鹿児島港、10時20分着。
最終日のこの日は、タイムレースのようだった。
11:17 鹿児島中央駅(定期バス)→ 12:40 知覧平和記念公園着 14:16(定期バス)発 → 15:36 鹿児島中央駅着 16:05(高速バス)発 → 17:00 鹿児島空港着 17:20(飛行機)発 → 19:00 羽田着 19:20発 (高速バス) 20:20 千葉駅着 (モノレール) → 千城台着 (自家用車) → 21:30 更科到着 無事ゴール!
知覧平和記念公園は、特攻隊の記念館。
命の大切さ、感動の数々、もっとじっくりと見学したかった。残念。
とても慌しかったけど、年少の頃はオリエンテーリングが得意だったのを思い出しました。
今回の旅行は、生きることや生命の大切さを感じ、そして、パワーアップできたように思います。
屋久島 万歳! そして、お世話になった皆様ありがとうございました。
今日からの屋久島旅行は行き当たりバッタリの旅なので、飛行機なのか、電車なのか寸前まで決めていません。
旅行会社に朝一番電話したら、やっぱりツアーの空きはないと言うので、
(と言うか普通ツアーは10日前で締切りなんですって・・・・キャンセル待ちとかあればいいじゃんと思うのですが・・・・・)、
新幹線で行くことにしました!(ナハハ)本をたくさん持って読書も楽しみ。
でも、更科コート開きやヒカルの野球大会の関係で、金曜日夜には帰ってきます。
途中ヒッチハイクする暇はないみたいです。
今回、旅行の目的は
1) 小6になる次男と2人だけでの旅行。はたして、僕のペースにきちんとついてこれるか・・・
2) 屋久島でパワーをつけ、次男の根性を試す。
午前中、テニスコートに設置するスーパーハウス購入契約や、特許庁への商標登録書類提出等で、やむなく自宅を10時出発。
千葉駅へ向う途中で、新幹線の格安チケットを購入しようと、いきつけ?の金券ショップに寄りました。
そしたら、「航空株主優待券を利用すると国内飛行機がすべて半額になるよ」と教えてもらい
(松ちゃんが沖縄に行くときそう言っていたなあ)、
さっと計算したら、新幹線で千葉駅 → 鹿児島中央駅行くより、時間も費用も格段に節約できる・・・・・・・
13時羽田発鹿児島着便予約取れ → 急きょ若葉区大宮台の羽田行高速バス亭へ → 着いたらちょうど10分後出発でバスに乗れ、ラッキー!
無事羽田空港へ → 15時鹿児島空港着、高速バスで市内へ → 16時には町の中心部、デパート山形屋前に到着した。
最初から、展開が分らない旅が始まりました。
鹿児島というとどんなイメージでしょうか?
僕は、南国、西郷さん、桜島噴火埃っぽい、警察官・刑務官(薩長出身が多いので)、サツマイモのイメージかな。
実際行ってみて感じたのは、
自衛隊の宣伝がたくさん・・・やっぱり、
方言・・・・全然分らない、
人柄・・・・・みんな優しい、
たくわん・・・・料理によく出てくる、
桜島・・・・・噴火していない、
でした。
昼食抜きでお腹がすき、ガイドブックや宣伝にお奨めされていたラーメン屋が2軒を選び、
商店街の人に「どっちが美味しいですか?」って聞いたら、
「西郷さんに聞いてごらん」と言われたので、
途中、西郷隆盛像に挨拶した。
日本で一番愛された男って、書いてあったけど、う~ん????
そして、西郷どんが薦めてくれた?ラーメン「こむらさき」に。
とんこつスープに、そうめんのように麺が細く、ちゃんぽんのように野菜が乗って、黒豚の細かいチャーシュー。
見た目まずそう。
でも、夕方という時間帯なのに観光客がけっこう入ってくる。
期待して食べた・・・・・・・・・「まず~っ」(僕は・・・)
地元の道行く人数名に、美味しいかどうか聞いたところ、答えはみんな「一度行ったことがある」 = つまり「二度と行かない」なんだ~。
鹿児島のイメージDOWN。
早くも携帯バッテリーがなくなり、DOCOMOショップで充電。
とても優しい対応で鹿児島人のイメージ復活。
屋上に観覧車のある変な鹿児島中央駅から約30分、平川駅へ。
昨日、松ちゃんが頼んでくれた親戚が迎えに来てくれた。
駅から車で、ん、ん、山の中へどんどん入っていくこと約40分・・・・・・ここ、鹿児島じゃないじゃん。
そう、20k離れた知念町でした。
こんな遠くに突然、しかも、無理して迎えに来てもらって申し訳ないです~
平木場家のご主人は図書館職員ですが、なんと、劇団の監督をしている。
劇団「いぶき」
9月から公演が始まるので衣装作りや準備に大忙しとか・・・・重ね重ね申し訳ないです~
好きなことをやって、しかも社会のためになっているって、素晴らしいですね。
長男くんが高校のテニス部。今度遊びに来てね。
【屋久島2日目】
7時、平木場家を出発。
鹿児島中央駅近くまで送ってもらう。
路面電車で高速船の出港する南埠頭へ。
鹿児島の町並みで目に留まるのは、とにかく灯篭が多い。
そして、マイアミ通だって。
去年マイアミに行って見て来ただけに、ちょっと笑っちゃうねえ~。
約1時間半で、屋久島宮野浦港に到着。
さっそく観光案内へ。
ここのおばちゃん二人とも、すご~く親切だった。
「縄文杉を見に行く」と言ったら、登山届けが必要なんだって!
往復8時間、約6万人の観光客が来るけど、縄文杉にたどりつくのは、その3割くらいとか。
去年の遭難事故は12件、死亡が2名・・・・
ガイド付きツアーは15,000円~30,000円だって!!
「あの~、自分で登ります~~」
「寝袋、登山靴、懐中電灯、ちゃんと準備してきましたか?」って・・・・
「もちろん!」
(Gパン、テニスシューズ、あわててホームセンターでローソクと百円ライター購入)
観光案内おばちゃんが「海老フライが、でかくて美味しいい」と推薦の「潮騒」で食事。
美味かった!
味噌汁をこぼしてしまった父に親切にしてくれ、しかも、山へ登るのでおにぎりを特別に4つ握って(400円)、携帯充電してもらって、お世話になりました。
また、来ますね(ところが、後日2日間、お店がお休みだった・・・)
定期バスで登る、登る、30分、登山入り口の「白谷雲水峡」に着いたら15時。
水量の多い渓流を見ながら、山を30分も登ると「もののけ姫の森」
これが、本当に映画「もののけ姫」の世界。
鳥が鳴いて、水の流れる音。
空気がキレイ。
思ったよりアップダウンが厳しく息が苦しくなるけど、喉がスースーして気持ちがいい。
こんな山は初めてだ。
緑が違う。全然違う。
地面も空気も全部緑なのだ。
森林浴というより、深林浴という感じ。
野猿が木々を飛び、木の葉を食べに、すぐそばまで鹿の親子が・・・・
しか、さる、ひかる・・・・・
もちろん携帯電話は、全然繋がらない。
さらに1時間ほど登り、見晴らしのいい「太鼓岩」へ。
屋久島って、外から見るより山が奥深いんだ~。
本格的登山って、ほんとだなあ。
太鼓岩で出会った若い女性2名、男性1名のGPが、
「今の時間からの登山は無理」
これから縄文杉まで3時間かかるらしい。
つまり到着は夜の9時!?
僕の予定では、ここから縄文杉まで登って頂上近くの山小屋で野宿。
次の日、縦走して九州最高峰1936メートルの「宮之浦岳」を征服し、山の反対側へ下りる。
でも普通「縄文杉ツアー」は、早朝5時には出発して、13時以降は入山させないらしい。
彼女らも今朝5時出発してきたとか。
しぶしぶ下山。
このまま宮野浦に戻るのは、あまりにももったいない・・・・・
途中、山小屋「白谷山荘」に急きょ宿泊。
定員60名と書いてあるけど、管理人はいないため、荒れ果てて、すごいアンモニア臭。
もちろん、電気も布団も水道もないよ~。
ホームセンターで購入した、ローソクとライターが活躍。
いい感じでしょ。
今回の旅行では読書も4冊ほどできたよ。
ほかに宿泊者は、定年退職したオジサン1名のみ、たくさ~ん、山の話して戴きました。エンドレスで。
「日本百名山」を制覇して、屋久島登山は百回以上とか。
体験したことないような、満天の星。
そして、本が読めるような月明かり。
山小屋前の大きな木のテーブルの上で大の字になって寝る親子。
「こんなところで寝れない」と言っていたヒカルは、ペットボトルを枕にして爆睡。
思ったよりたくましい奴。
夜中に「寒いよ~」と泣きが入ったのは、僕の方。
山小屋内に避難し、就寝。
普段は一緒に寝るのをイヤがる次男だけど、今日は寄り添ってくれるぅ~。
親子の絆強まったかな。
ありったけのTシャツ、トレーナーを着込んでも寒かった。
ヒカルをカイロがわりに抱いて寝る。
山、恐るべし。
舐めたらいかん。
野宿しなくて良かった。ほんと良かった。
【屋久島3日目】
朝6時半起床。
昨日の山オジサンが「寝袋は必需品だよ」って、まったくそのとおり。
勉強になりました。
最後に名刺交換。
「僕の名刺は特別だからめったに人に渡さないんだ」
って、もったいぶっちゃって、どこか大会社の社長さんかな・・・・
元林野庁職員で自然保護推進委員会「峰守山の会」会長だって。
うへ~っ、隠密パトロールしてるんだ~。
山に詳しい訳だよなあ。
さあ、登山開始。
しかし、きついきつい。
百段階段を二段飛びで、先が見えずに登っている感じ。
富士山を4時間半で走って登った男がキツイと言っているんだから、キツイでしょ。
Gパンが汗を吸ってキツイので、脱いじゃって、シランプリしてパンツで登る。
誰も判らないしょ。多分。
天然のエアコン。
エアコンにあたると身体の調子が悪くなるのに、自然って、不思議だなあ。
歩いて、歩いて、元気も残ってないのに、すれ違う人とは必ず、「こんにちは!」って挨拶。
後で気がついたけど、これって、元気がないから元気を出すために挨拶するんだね。きっと。
しばらく行くと有名なウイルソン株。
何故、なんの目的で切り取られた杉なのかは謎らしい。
おおきな切り株の中は住めるくらいの広さに、祠(ほこら)もあったので、お祈り。
当然、「ウイルソンのラケットを上手く使いこなせるように・・・」
途中、こんな元気な杉も見つけたよ(笑)
普通、ガイドブックの半分くらいの時間で行けると思っていたけど、ほんと、ガイドブックどおり4時間かかって登ってついに「縄文杉」に到着。
樹高25,3メートル、周囲16,4メートル、直径5,1メートル。
樹齢2170年~7200年とも言われているらしい。
すごいねえ。動物みたい。
お土産屋さんに「縄文じいさん」っていう絵があったけど、なかなか素敵だったので見てみて下さいね。
ヒカルくん、鼻歌交じりに、ピョンピョンと、下山も元気一杯。
根性、体力ともに、「今回の目的達成だなあ~」っていうか、抜かれているし~。
子供が成長したのか、自分が落ちたのか、複雑な心境・・・・・・
2日間、本当に「山ごもり」だったなあ。
地元警察に下山届けを連絡して、最終の定期バスで再び、宮之浦港の観光案内所へ。
今日は布団で寝たい・・・・・何軒か民宿をあたってもらってやっと見つかり、 「海星」 に宿泊。
とても感じのいい女将さんに、キレイなお部屋。お風呂も入れて大満足。
夕食は隣りの「レストラン寺田屋」
2日間、おにぎりばかり食べてたせいか、カツカレー、ハンバーグピラフ、オムライス、みんな美味かったよ~!!
【屋久島4日目】
遅めの朝食を済ませ、今日はレンタカーを借りて屋久島1周の旅!
10時宮之浦港出発、女将さんお奨めの「屋久島文化村」へ。
ここでの屋久島紹介映画は必見。
デズニーランドにあるような巨大なスクリーンで、俳優の阿部寛ナレーターが語る屋久島。
山、水、海。
森、動物、魚。
屋久島はまさに地球の箱庭。
自然環境の循環。
たった5人くらいしか観てなかったけど、島の素晴らしさに感激して思わず涙。
入場料500円の価値は充分あったよ。
レンタカー軽のアルトに乗って、
海亀産卵上陸日本一の「永田いなか浜」へ。
パンツいっちょうで海へ突撃。
黒潮のせいか、波が高くて暖かい。
今年初の海水浴となり、ヒカルも大喜び。
そして、浜には海亀が・・・・
生首も発見!!
屋久島は素晴らしい滝が多い。
日本名滝百選の「大川の滝」は落差88メートル。
水しぶきのかかる滝つぼは、泳げそうで飛び込みたい衝動にかられる。
島南部の「平内海中海岸温泉」は、珍しい海岸に湧く露天の海中温泉。
満潮になると海水が上がり、全部海中に沈んでしまう。
干潮になって海水が引き、また温泉が現れたときに温泉の中に魚が泳いでいることもあるとか。
だから、干潮のときのみ入浴でき、入浴料は100円、おまけに混浴!!
地元の人も多く利用している。
海を真近に見ながら・・・・・・というより海に入りながら・・・・・最高の温泉気分。
あまりの気持ち良さに、真っ裸で大きく手足を広げ、東シナ海を仰ぐ・・・・・そのまま振り返ると、大型観光バスから降りて温泉を見学?する団体観光客が・・・・・・・写真撮影は駄目だよ。写真は・・・
ダルビッシュばりの入浴写真を希望する方は個人的に希望をお申し出下さい。メールにて送付します(笑)
若き女性も入浴してきたりして・・・・・とても趣き?のある温泉だった。
(ちなみに、夜が穴場らしい・・・)
この日最終目的地の「千尋の滝」
巨大な花崗岩の一枚岩に流れるダイナミックな滝。
その壮大さに(淫らな)心を洗い、帰路についた。
無事島1周してレンタカーを返し、食事は昨晩と同じ寺田屋。
ここの洋食はみんな美味しくて、ヒカルもお気に入りになった。
民宿、レンタカー店、食堂、み~んな感じがよくて、屋久島大好きになりました。
また、きっと帰ってくるね~!
【屋久島5日目】
7時20分発の高速船で屋久島を去る。
途中、種子島に寄港するが、種子島は屋久島とは対照的に、おそろしく平坦な島。
人が住むには、起伏が必要だよね。
鹿児島港、10時20分着。
最終日のこの日は、タイムレースのようだった。
11:17 鹿児島中央駅(定期バス)→ 12:40 知覧平和記念公園着 14:16(定期バス)発 → 15:36 鹿児島中央駅着 16:05(高速バス)発 → 17:00 鹿児島空港着 17:20(飛行機)発 → 19:00 羽田着 19:20発 (高速バス) 20:20 千葉駅着 (モノレール) → 千城台着 (自家用車) → 21:30 更科到着 無事ゴール!
知覧平和記念公園は、特攻隊の記念館。
命の大切さ、感動の数々、もっとじっくりと見学したかった。残念。
とても慌しかったけど、年少の頃はオリエンテーリングが得意だったのを思い出しました。
今回の旅行は、生きることや生命の大切さを感じ、そして、パワーアップできたように思います。
屋久島 万歳! そして、お世話になった皆様ありがとうございました。